2013/12/30

船木神社 

今日、ふたたびFUKIAGE WANDER MAP 2014 の下見に、吹上へ行った

前回行き残した洞穴、巨石などを見たのち、「船木神社」に出会った。

船木神社のある小山。まわりは田畑がひろがるけれど、海を連想させる名前
その昔、このあたりは海だったとも、湖で龍が棲んでいたともいわれているそうだ


小さなお社 とてもいい造形の仁王像が配されている
鹿児島は廃仏毀釈が激しかったので、仏像は身体が欠損したものが多い



船木神社には、小さな木造の船がまつられている。
なんでも、小さな船が数十個、ここに奉納されているらしい。
3月に、「船漕ぎ祭り」というそれら船を人々の手から手へ廻し、一周させてまたお社へ戻すというお祭りがあるらしい



地面の土には、元旦の「潮浜詣り」の際に用いられたと思われる「ヲトッケ」が埋まっていた。
昔はこの辺りは海だったと言われる場所に、現在は人々の手によって、吹上浜から白い貝が、ここまで運ばれる
前回、護国神社で作品を作っていた時にも感じた吹上の神社と海とのつながり




船木神社を三代続けて管理をされている三角さんにお話を伺うことができた。
突然お伺いしたにも関わらず、コーヒーにお茶、みかんにせんべいにお漬物まで出してくださりお話を聞かせてくれた。

昔このあたりは満潮になると池になり、ここで船を作って海まで運んでいたと思われる。船を作る際に使ったと思われる大きな丸太が土の中から出てきたことがある。祀られているサルタヒコノミコトは、オオナムチノミコトが宮内へ行く際に先導をした。また、同様にニニギノミコトが天孫降臨をした際にも、先導をした。三千年前の話。

「神話です」とおっしゃった


神話。


「船自体が神様」ともおっしゃった。

聞き取りメモ


船。