9/21-10/14まで山梨県甲府市で開催される、「こうふのまちの芸術祭2013」に参加します。
その会場の下見に行ってきました。
私の展示会場として案内していただいたところは甲府の街中にある、「cafe&gallery 富雪」さんに隣接してある茶室「富雪庵」でした。
にじり口と、障子から入る光が美しい
ネコいた。
茶道家と華道家の方の家として建てられた母屋に隣接された茶室
茶室としては、甲府で一番古いものであるらしい
京都の職人さんに作らせた、利休づくりのお茶室なのだそうです。
「富雪」というお名前は、甲府にはほとんど雪は降らないのだけれど、甲府から見える富士山の、頂に雪を豊富にたたえた姿から名付けられたのだそうです。
湯布院に暮らしていた最後の一年と少し、お茶を習っていた。
素敵な先生に出会えたからというのと、前々からお茶という世界に魅かれるものを感じており、いつかその世界を知りたいと思っていた。短い期間だし鹿児島へ引っ越すのと同時に休止してしまったのだけれど、その一年ちょっとの間に感じた「お茶」というものと自分の作品の、かりそめ感、仮設性に、どこか通づるものがある気がしていた。
なので今回、偶々にしてもこの「富雪庵」で作品を作ることができるというのは、自分にとってもとても嬉しいし、また場に導いてもらったなあとの思いがする。
私の場合、場所との出会いで作品を作らせてもらっていることが多々ある。
またこうしていい場所と巡り合わせてもらえたこと、とてもありがたく思います。
9月の制作がとても楽しみです。