2016/11/21


昨日で初回の羽犬塚レジデンスを終えて一旦鹿児島に帰ってきました

画像は、消防設備の検査に備えて作品を取り外している途中

あら?なんかこれはこれでいいのでは…
次回はこういう壁から5cmくらい浮かせて壁面総レース編みというのもありですね

今回の滞在では、
糸を3本に割く・巻き取る、
モチーフを編む、
糸の太さ実験、
糸を2本に割く・巻き取る、
構造をつくる、
モチーフを組み込む

を行った。

その間に家具や備品の打ち合わせ、
部屋の床のワックスがけや巾木の取り付け作業、水道の開栓作業などなど、建物自体の工事も同時進行で、なかなかレアな滞在制作でした。

それにしても、時間がかかった割にはあまり目に見えて作品が進まなかった。
なぜだろう?? 場が、まだ構造が組み変わっている途中で、行ったり戻ったり、スムーズに時間が流れていないからだろうか。
その空間にいると体がとても疲れるというか、一緒に滞在してた千智ちゃんと日に日に体が重くなるのを感じていた。

それと、作り方が、今までみたいに短期間の展示向きではなく、長期間の、それもそこで人々が一晩過ごす、ということを想定するため、かなり慎重になっているというのもあった。
いかに、自分がこれまで扱ってきたものは仮設的で、最後力技で成立させていたのかということがわかった。
偶然、や奇跡的な出来事、や符合、などを取り込みながら作品を作っていた節があるけれど、それは今回通用しない。というか扱う場所が違うのだな

力量が試される時です