2014/07/01

終了しました

湯布院で開催していた「平川渚作品展」、6月22日終了いたしました。

今回はフレームを作り、その中に糸を編んだ。
前々から、取り組まなければ、と思っていたことであり、今回を機に行った。

これまで、時間とともに作品を変化させ続けるインスタレーションを主に制作してきたので、
静止するものというのは、初めてだった。
ものを作るということは存在を生みだすということで、その「存在」の摂理に忠実であろうとすると、変化させ続けるしかなく、変化させられなくなる時が来たらその姿を失わせていた。それが自然だと思っていた。

移ろわないものは何一つないこの世において、ある一点において静止し時間の流れに依らずいつまでも存在する、
それを可能にする四角いフレーム。

成長であれ衰退であれ、今目の前にあるものはもう二度とない。それをフレームの中に留めておきたい、永遠に保存したい、という人間の憧れのようなものが、写真であり絵画であるのかな。

もう少し発展させます